担当:上田一徳
学術博士、日本獣医皮膚科学会認定医、獣医アトピーアレルギー免疫学会による技能講習試験合格および同学会理事、犬猫呼吸器研究会Verms副会長
診断治療の流れ
検査は大きく分けて1次検査と2次検査があります。2次検査までご希望の方は、診療当日はご予約いただいた診察時間の10時間程前からの絶食をお願い致します。 飲水は来院直前まで構いません。 可能であれば気になる呼吸器症状の動画を携帯などで撮影してください(携帯やスマートフォンなどでも構いません)。
1 受付
ご来院時に問診票をご記入いただきます。診察までの間も呼吸が苦しい動物には酸素室をご準備いたしますので、受付にご相談ください。
2 診察
担当獣医師が丁寧に問診および身体検査を致します。呼吸器症状の動画をお持ちでしたら見させてください。自宅での動画は診断に非常に役立ちます。
3 一次検査
飼い主様とご相談し、動物の症状に合わせて血液一般検査や動脈血ガス分析、レントゲン、超音波検査(喉頭、胸部、心臓)などを実施します。
4 一次検査の結果説明
一般検査結果や病気のご説明、精密検査や治療法のご提示致します。動物の性格やご家庭のご事情、飼育環境の違いなど、同じ病気であっても最適な治療法は患者様毎に異なるものであると考えております。動物と飼い主様、双方にとってより良い治療法または検査法をご提案いたします。疑問点があればお気軽にお申し付けください。
↓ここからの2次検査は更なる精度を上げた診断治療を望まれた方へのご提案です。
5 X線透視検査
X線透視検査は、喉や肺の動きを中心に呼吸状態をX線で動画にて観察します。単純なレントゲンと比べて病態がより詳しく検査できます。
6 麻酔下検査
鼻鏡検査や喉頭鏡検査、気管支鏡検査などの麻酔下検査を実施します(初診日に麻酔下検査までご希望の方はご予約時にお申し付け下さい)。検査後は必要に応じて入院管理となることがあります。
7 治療/手術
治療必要に応じて当院で治療/手術を実施します。
8 診療報告
かかりつけ動物病院様からの紹介の場合は、診療内容をすぐさま電話にて報告させて頂きます。必要に応じて当院に再診にいらして頂きますが、基本的に継続治療はかかりつけ動物病院様で実施していただくことになります。